FX追証とは?強制ロスカット、ゼロカットってなに?
早速今回の講座を初めていきましょう!!
今回は本当に怖い追証、ロスカットについて解説していきます。
これを知らないと大変な事になるのでしっかり勉強していきましょう!!
FXは勝ち逃げできない!恐怖の追証!
今回の講座ではFXで勝ち逃げは基本的に出来ないという事を覚えてください!
これがどういう事か説明します。
まず、FXの仕組み自体を初めて知った人は
大体、1つの結論を導き出します。
それは、
自分の交換した通貨の価値が思ったように利益が出るまで交換しなきゃいい!
っていうものです。
みんな考えることは同じですね。
しかし、それが可能ならば
FXに取り組む全員が利益を出せているということに・・・
ゼロサムゲームでは無くなってしまいますね。
先に結論を言いますとそんな事は出来ません!
そうはさせないルールがFXにはあるのです。
具体的に言いますと、強制ロスカットというルールにより事実上、
勝ち逃げは不可能です。
さらに日本の証券会社には追証(おいしょう)なる制度まで存在するので、
ほぼ不可能だと思われます。
強制ロスカットとは?
あなたが今後、ドルの価値が上がると思ってドルを買っていたとします。
しかし、逆にドルの価値が下がっていったとします。
自分の考えと逆にレートが動けば動くほど
掛け金の大きさの割合で自分の資金が減っていきます。
赤字が膨らんでいく様はなかなか怖いものがあります。
FXの場合、自分が取引をするために預けた資金を証拠金などと呼びますが、
その証拠金がどんどん減っていく感じです。
資金がマイナスになっていくことを「 含 み 損 」という言い方をします。
しかし、買ったドルを円に戻さなければ
ある意味で現実的には損失にならないのです。
だからこそロスカットする事が大切なのです!
円にもう一度戻す交換作業をすると
その時のレートで円に買い戻されて
本当の損益が決定されます。
この事を利確、損切りという風に言ったりもします。
ですから、ドルの価値が上がるまで
ずっと交換しなきゃ本当の損失にはならないワケです。
しかし、いつまでもそれが許されるワケではありません。
日本と海外の証券会社も基本的にある一定の含み損まで達してしまうと強制ロスカットと言って、 元の通貨に嫌でも交換してしまうという自動決済が行われてしまうのです!
今回の例で言えば、保有していたドルを
無理矢理、円に戻されてしまうっていう事です。
そして、その強制ロスカットの基準は
各証券会社によって異なります。
なので、今後、実際に取引をする時になったら
自分の利用するFXの証券会社が
どんな基準で強制ロスカットをするのかを
しっかり調べておきましょう。
ロスカットの基準値は、専門用語で証拠金維持率なんて呼ばれてます。
海外の証券会社の場合は含み損の基準が一切なく、
完全に証拠金がゼロになるまで
一切強制ロスカットをしないっていう所もあります。
ただ、基本的に日本の証券会社は
強制ロスカットを一定基準の含み損で執行してきますから
気になる人は調べてみて下さいね。
【追証について】
強制ロスカットに付随するルールについても
ちょっと解説しておこうと思います。
それは、追加保証金という制度です。
日本の証券会社の場合、ほとんどのケースで
強制ロスカットをする前に警告を入れてきます。
つまり、ある一定の基準まで含み損を抱えてしまった時 「これから強制ロスカットするからね!」と 警告メールをご親切に入れてきます。
これをマージンコールと言うのですが そこで提案されるのが 追加保証金を入れろという警告です。
つまり、強制ロスカットの含み損基準を回復させるため
もっと証拠金を取引口座に入金しろっていう意味です。
期日までに規定の証拠金を入金させると、
強制ロスカットは免れます。
ちなみに、追加保証金はトレーダー業界において略すとなぜか、追証(おいしょう)という言い方になります。
とにかく、ある一定の損失を被ってしまった時 預けている金額の割合によって、
証拠金を増やさなければ 証券会社側が勝手に元の通貨に交換してしまうルールの事をそのように呼ぶのです。
日本の証券会社には基本的に追証ルールが組み込まれており
期日までに証拠金を追加入金できないと、
強制的に負けを確定します。
ですから、話の本質に戻しますが
延々決済をせずに交換した通貨を持ち続け 利益が出てきたら交換する・・・ という勝ち逃げ作戦は通用しないのです。
ちなみに、追証はある意味で強制ロスカットをまでの猶予を与えている制度とも取れます。中には強制ロスカットはあるが、追証は無しという会社も存在します。
どちらにしろ、完全に預けていた資金より損失が下回ったら
イヤでも、自動決済はされてしまいます。
その時は完全に資金はゼロになるのである意味で追証よりもっと怖いですよね?
つまり、強制ロスカットや追証制度というものは、
考え方によっては資金を全部溶かさないためのセーフティネットとも言えるのです。
追証やら、強制ロスカットにひっかかるまで
延々と損失を持ち続けているっていうのは
完全にシロウトのトレード方法です。
損きりは早い方がいいです。
そ、今は、そういう仕組みがあるから 「延々と利益が出るまでキープする事は出来ない。」 という理論だけは覚えておいて下さい。