山手線で財布落として非常停止ボタンを押した学生が話題となっているようです。
駅員の激昂っぷりもすごいですが。。
財布を落として非常停止ボタンを押した場合損害賠償はどうなるのでしょうか?
山手線財布落として非常停止ボタン。損害賠償はいくら?罪になる?
【※音量注意】JR山手線の某駅にて乗客と駅員が口論に
4万円入り財布を線路内に落とした乗客が駅員に財布を取ってくれと頼むも、5分前後待っても取ってくれず、「財布が電車に轢かれてしまう」と非常停止ボタン押してトラブルに…※激昂しているのは駅員さんです pic.twitter.com/R6W8eWKvMj
— 滝沢ガレソ⭐ (@takigare3) July 5, 2022
偽計ないしは威力を用いて鉄道会社の業務を妨害したとして、警察に偽計業務妨害罪、威力業務妨害罪などで逮捕される可能性があります。
偽計業務妨害罪とは、人をだましたり、勘違いしていることを利用したりして業務を妨害した場合に適用される罪であり、威力業務妨害罪とは、暴行や脅迫はもちろん、それに至らないような人の意思を制圧するに足りる勢力によって、業務を妨害した場合に適用される罪です。
どちらの罪も、罰則は3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。なお、いたずら目的で非常停止ボタンを押したことによって、他の電車の運行停止や運転時隔の短縮、送電停止等の措置をとらせるなどの事故発生のおそれを生じさせた場合には、往来危険罪により逮捕される可能性もあります。
他方でいたずら目的で非常停止ボタンを押したり、自身が原因で電車を止めたり、遅らせたりすると、鉄道会社から損害賠償を請求される可能性は十分にあります。自身が原因の場合とは、車を線路内でエンストさせたり、不注意で線路に転落してしまったりといった場合などがあてはまります。
ただ、自身が原因の場合であっても、まずは自身や周囲の方の安全確保が第一です。損害賠償請求を心配して、非常停止ボタンを押さず、かえって被害が大きくなってしまっては元も子もありません。本当にいざというときは迷わずボタンを押してください。
https://lmedia.jp/2018/03/28/84286/
一部抜粋